「デブ菌」は存在する？
さて、まずは「デブ菌は存在するのか？」から入っていきましょう。もちろん「デブ菌」という正式名称があるわけではないのでしょうが、そうした作用をする菌があるということです。
もともと人間の腸内には400種以上、総数約100兆個とされる多くの腸内細菌が住みついています。それなら、太る原因となる、ダイエットしても効果が無いような「デブ菌」というのがあってもおかしくはありません！
この「デブ菌」が腸内にあると、本来は体外に排出すべき脂肪・毒素などを貯めこんでしまうとされ、それはある意味恐ろしい性質です。あるテレビ番組で、この「デブ菌」について調査をしていました。これを観たという人も多いかもしれません。
前述の通り、「デブ菌」はハッキリと定義されたものではありませんが、腸内細菌の中の悪玉菌の塊というような理解をしたらいいのかもしれません。これをここからは便宜上「デブ菌」と呼んでおきましょう。
最初に「腸内フローラ」の説明です。「腸内フローラ」とは腸内細菌の集まったもの（塊）です。この塊の中に、多くの種類の菌が混ざっているわけです。一般的には、腸内フローラの中で形成されている善玉菌と悪玉菌のバランスがとれるようになっていて、人体に有害になる物質を悪玉菌が増やしていかないように善玉菌が対抗勢力として作用しています。
ポイントは、腸内の悪玉菌が増えないよう、善玉菌を増やすことですが、それが「腸内環境を整える」ということになります。当然ながら「デブ菌」は悪玉菌のひとつということになります。